地中海料理は、イタリア南部、ギリシャ、スペイン、南フランス、トルコ、レバノンなど、地中海沿岸諸国に共通する食文化の総称です。ピザやパスタといった伝統イタリアンに加え、ギリシャのギロス、ホリアティキサラダ、スペインのパエリア、ガスパチョ、フランス・プロヴァンスのラタトゥイユ、ブイヤベース、レバノンのフムスやタブーレなど、レパートリーは非常に広い。 共通する技法は「グリル」「オーブン焼き」「冷たい前菜(メゼ)」「豆や穀物の煮込み」。素材はトマト、ナス、ズッキーニ、ピーマン、オリーブ、レモン、フェタチーズ、ヨーグルト、ひよこ豆、レンズ豆、白いんげん、そしてオリーブオイル。スパイスよりも、オレガノ、バジル、タイム、ローズマリー、ミントといった生ハーブが香りの主役を担います。穀物はパン、クスクス、ブルグル、米と地域で多様です。
地中海料理にはミネラル感のある白ワインが万能。ギリシャのアシルティコ、スペインのアルバリーニョ、イタリアのヴェルメンティーノなど、海風を感じる辛口がよく合います。ロゼワインも夏には最高。お酒以外なら、レモン水、ミントティー、よく冷えた炭酸水でも十分爽やか。 副菜は前菜のメゼ文化を取り入れて、フムス、オリーブ、フェタチーズ、ピタパン、トマトときゅうりのサラダを少しずつ並べるだけで食卓が華やぎます。シンプルにレモンとオリーブオイルを絞った蒸し野菜も主菜を引き立てる名脇役。夏はガスパチョや冷たいメゼ、冬は豆の煮込みやレンズ豆スープで季節感を出すと変化が楽しめます。
「地中海料理」は特定の国の料理ではなく、地中海沿岸諸国に共通する食文化全体を指す概念です。イタリアン、ギリシャ料理、スペイン料理、レバノン料理などが含まれ、オリーブオイル中心、野菜と魚と豆が豊富、赤身肉は控えめ、という共通点でくくられます。健康面でも「地中海食」として世界的に研究され、心臓病予防に効果があるとされる食事法でもあります。
良質なオリーブオイル、レモン、にんにく、ドライハーブ(オレガノ、タイム)、トマト缶、ひよこ豆や白いんげん豆の水煮、フェタチーズ(またはモッツァレラ)、オリーブの瓶詰めを揃えれば十分始められます。タンパク質は鶏むね肉、魚の切り身、卵で代用可能。ピタパンが手に入らなくてもバゲットや食パンで対応できます。
クリームチーズに塩を少し足すか、カッテージチーズに塩とレモン汁を加えると近い風味になります。豆腐に塩とオリーブオイルをまぶした「ベジフェタ」風の代用も可能。ハロウミやモッツァレラでも料理によっては成立します。輸入食品店やコストコでは比較的手に入りやすいので、見つけたら買い置きしておくと便利です。
はい、世界保健機関やユネスコも認めるほど健康的な食事です。オリーブオイルの良質な脂質、豊富な野菜と豆による食物繊維、魚由来のオメガ3が特徴。赤身肉や加工食品が少なく、心臓病、糖尿病、認知症のリスクを下げる研究結果が多数あります。ただしオリーブオイルもチーズもカロリーは高いので、量の管理は必要。野菜と豆の比率を増やすのがコツです。
20〜30分で十分です。鶏むね肉や魚にオリーブオイル、レモン、ハーブをまぶしてオーブンで焼き、その間にサラダを作れば完成。シートパン一枚で野菜と一緒に焼く「シートパンディナー」が時短の王道です。豆の煮込みやムサカは時間がかかりますが、平日はグリル+サラダ+パンの3点セットで気軽にどうぞ。